school

2004年12月14日 (火)

最終週

W72mdsvt 学校は今週いっぱいで年内の授業は終了になります。
自分はカリキュラムの都合で、今日で学校での講義は終了。
あとは、レポートをメールで提出するのが残ってますけど。
ここまで、なんかあっという間でした。。

この2週間くらいは、レポートやらグループ発表やらが続いていてなんだか目まぐるしい日々を送っていましたが、ようやく解放されそうです。

あとは、残された課題である日本の学校に提出する論文を仕上げなくては。。

学校内もイルミネーションで飾られて、夜はドイツの学生団体がホットワインを振舞ってくれたり、普段の雰囲気とは大分変わってきました。
学生達の気分も既にバケーションへと移りつつあります。

※金曜までブログをお休みすることになりそうです。また週末にお会いしましょう。

2004年11月30日 (火)

フランスで効く広告

La8ug0vs と聞くと、どんな広告を思い浮かべるでしょうか?

芸術性の高いイメージ広告?
男女恋愛ネタの仏映画系広告?
哲学的なコピーで惹き付ける広告?
ゴージャスなセレブリティが登場する広告?

(自分的な)答えは「ユーモア広告」sign01(しかも若干ブラック気味)。くすっと笑えるものが結構多いです。

まあ勿論それだけではないのですが、上に挙げたような広告は意外と!?少ないですね。見た感じ。

産業別で目立つのは(これも見た感じ)、食品(ダノン、ネスレetc.)、クルマ(シトロエン、プジョー、トヨタetc.)、トイレタリー(ロレアルetc.)、インターネット(ADSL)、ケータイ(SFR-Vodafone、Orange etc.)、ゲーム(プレステ2、XBOXetc.)、ケーブル&衛星有料TV、マクド、ガス電気(公共系)、保険、旅行、高級ブランド(CHANEL、ROLEX、Boss、Dior etc.)など。

日本との違いと言えば、�海外バカンス系と高級ブランドのCMを結構見かける、�PCや家電のCMが少ない、�清涼飲料系のCMが少ない(もっぱらコーヒーマシン)、�花王や小林製薬のような機能訴求が少ない、�流通のCMも少ない、�ケータイが今頃写メール的CMをやっている、�価格訴求が多い(ネット系が目立っていることもあるが)ってとこでしょうか。

学校の講義の中でまとめられていた、フランス人に対して有効な広告とは

・欲求に訴える広告(説得型ではない)
・ユーモラスな広告(社会風刺系)
・商品自体のプレゼンスが高くない広告(アンチ物質主義)
・フランス人の民族性に訴えるもの(?)
・家族や伝統を重視したもの

だそうです。
まあ、自分の感想に当たらずとも遠からずといったとこでしょうか。アングロサクソンのようにあまり合理的に考えることをしない民族のようなので、広告もこういった傾向になるんでしょうね。

(写真は本文と直接関係ありませんが、先日の学校内イベント、キャンパス内にいきなりロッククライミングが登場してびっくりしたので。これもフランス流!?)

2004年10月20日 (水)

国家としてのフランス

Zufyjpn3 前回、学校の様子を簡単にご紹介したときの続編です。(写真は授業の一コマですが、内容とは関係ありません・・)
交換留学生に対して、国家としてのフランスの特性について教えてもらったことのポイントと感想を紹介します。なんとなくフランス人の思考回路や社会の成り立ちが分かるような気がするような?

<政治>
・中央集権/トップダウン型(⇔連邦制のドイツ)
・地方よりも国家が先にありき
・経済力でドイツに劣るため、政治力でEU内での主導権を狙う
・アメリカのカウンターバランス(対抗勢力)としての意識強い

<公共サービス>
・高い満足度(国民の70%)
・手厚い社会保障:医療費は全額!(そのため、薬の消費量は世界1らしい。その反動で健康食品への意識が高まっているとか)、生活最低補償額は月5万円程度etc.
・失業保険も3年程度カバー

<経済・労働>
・(公共サービスに伴う)高い税金がネック
・最近、トップダウンで週35時間労働が義務付けられた⇒企業にとっては実質賃金値上げで競争力の低下懸念
・TGVや原子力、宇宙産業などの分野での先端技術力
・経済の停滞:高い失業率
・観光、芸術は一大産業:手厚い保護
・(印象として)市場の寡占が多く、各分野での競争があまり進んでいない:規制が多そう⇒市場開放についての批判は近隣諸国からもある

<社会>
・人口約6000万のうち、10%はイスラム系、6%はユダヤ系など、多民族国家
・地方には未だに独立運動がある(バスク、コルシカ)
・移民問題;アフリカからの移民の増加

<教育>
・85%が公立(国家としての教育体制)
・学歴社会(企業内でのポジションも学歴が重要)

<企業内マネジメントスタイル>
・哲学、セオリー重視(演繹>帰納)
・美的スタイルを重んじる
・トップダウン、独裁型
・人よりもタスク重視
・天下り多い
・学友ネットワークが重要(政治家と大企業のトップは学友というケースが多い)
・政治力がものを言う

<リレーション>
・形式を重んじる(ex.ファミリーネームで呼ぶのが通例)
・コミュニケーションは曖昧で比喩的(日本と近い?)
・ヒエラルキー意識高い
・妥協を好まない、争って勝つことを重視

<国民意識>
・文化、覇権の歴史への自負
・フランス語が世界の公用語であることの誇り
・将来に対しては不安が高い(経済の停滞、失業率、セキュリティetc.)

ヨーロッパ内でもアングロサクソンとラテンでの違いを、強く意識しているようです。フランスはいろんな意味でプライドが高い民族ではありながら、経済面ではなかなかグローバルでのプレゼンスを発揮する機会がなくジレンマを感じているようで、やはりポリティクスへの意識が強まっているようです。日本にいる時にはなかなか分からない、ヨーロッパ各国の違いを少しだけ感じた気がします。でも、やっぱり分からないことだらけの毎日・・・sweat01

2004年10月 8日 (金)

学校

Qa_b6rv1 今日は、今通っている学校のことについて簡単にご紹介します。学校の名称は、ESCP-EAP(Ecole Superiuere de Commerce de Paris)といい、パリ市内の東部の第11区のSt.Maul(サン・モール)にあります。

フランスにはグランゼコールという教育システムがあり、高校を卒業した多くの学生は大学に進学し、一部の熾烈な競争を勝ち抜いた数%程度のエリートがグランゼコールに入学するそうです。フランスの大学はすべて国立ですが、グランゼコールは私立になります。このESCPはパリの商工会議所によって設立されています。(そのため、将来のビジネスネットワーク作りを意図して、海外との大学の提携にも積極的のようです。)
こちらではグランゼコールを卒業すると就職時の給与も良く、その後も昇進などが約束されているらしく、グランゼコールはフランス社会のエリート養成機関となっている模様。

自分はVisiting Studentということで、海外の提携大学からの一時留学生ですが、この秋冬学期(1年2学期制)だけでも60名くらいの交換留学生が各国から来ています。
特に多いのは、インドと中国で、彼らの勢いを見るにつけ、今後のこれらの国の成長が実感できます。

学校は単科大学院のため小規模で、全体でも3000人しかいません。しかもロンドン、マドリッド、ベルリンにもキャンパスがあるのと、インターンシップ(こちらではスタージュと言う)でいない学生がいたりで、実際にはもっと少ない感じです。
パリのキャンパスは5階建から7階建てのビルが5つあり、そのうち4つのビルに挟まれた空間が中庭になっているという構造で、キャンパスの雰囲気的には「専門学校」っぽい感じ。
まあ狭い分、迷わなくて済みますが。

中には、階段状の教室、平坦な教室、講堂、コンピュータルーム、図書館、食堂、カフェテリアなどがあり、食堂は1食約2ユーロから4ユーロで食べることができ激安ですが、値段に比例して激マズです。世界どこでも学食はこんなもんでしょうね。
コンピュータルームには、デスクトップのPC(旧型)が150台くらいありますが、殆どがなぜかNEC製です。しかもこちらの学生はNECのことをどこのメーカーかよく分かっていないみたいで、「ネック」と読んでいます。。shock

キャンパス内の1F部分ではワイヤレスLANが使えるため、自分はノートPCでネットに接続しています。ただし2F以上になると使えない、よく分からない構造になっています。
この辺りも、まだ日本の大学と比べるとかなり貧相です。

講義の7割はフランス語で行われていますが、インターナショナルビジネスマネジメントにも力を入れているので、英語の講義が3割程度あり、自分はその中で取れる講座を取っています。教授陣も多国籍なので、比較的英語は分かりやすいと思いますが、逆に学生のしゃべる英語が分かりにくい。。特にインド人のしゃべる英語は、超早口で、どこで区切れるのか分からないので、聞き取るのに苦労します。
これは教える側も同じらしく、よく聞き返しています。

最初の方の講義で、フランス人の特性について語っていたものがあって興味深かったので、それを次回ご報告しますね。

(ちなみに写真は、キャンパスの中庭部分です。相当狭いです)